エコーの有用性

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8月も終わろうとしています。
一時的に涼しくなった時期はありましたが、また暑い日が続いていますね…。
今年も残暑が厳しそうです( ´△`)

過去のブログでも何度か登場していますが、当院は超音波観察装置(エコー)を導入しています。
必要な患者さんにはエコー検査を行い、的確な判断をして治療を進めていけるように努めています。
「自分の身体の中がどうなっているか」を知ることで、患者さん自身の理解が深まります。

先日、患者さんが「一週間前にこけて左手をついた。なんとか生活はできているが痛みが引かない。」と訴えて来院されました。
外観上、腫れているものの特に目立った変形もしていないし、手首の動きもそこそこ保たれていました。
しかし、圧痛ポイントなどから骨折も疑いエコー検査を行ったところ、橈骨遠位端(手首の骨)に不整像がみられ骨折が判明しました。
写真は左側が左手(骨折している)で、右側が右手(骨折していない)です。
見れば一目瞭然ですね(゜ロ゜)
固定処置をして整形外科に対診したところ、「左橈骨遠位端骨折」との返答を得ました。

このようにエコー検査によって的確な判断をすることができます。
もしエコー検査をしていなければ見誤っていたかもしれません。
外から見るだけでは、疑うことはできても確信は持てませんからね。

患者さんが早く回復されることを願うばかりですm(._.)m