梅雨入りしましたね。
じめじめと嫌な季節です…。
早く明けてほしいものですm(._.)m

さて、今回は数週間前に来られた患者さんの話をしたいと思います。
86才の男性の方です。
当院へ来られたのは、受傷5日目でした。
｢電車から下車時、ホームに降りる際に段差があるものと思い込んで左足から降りたときにガクッとなって痛めた｣ということで、左のふくらはぎに痛みを訴えて足を引きずって来院されました。
患部を見てみると、膝の裏･かかと周辺･足の指･足の裏に皮下出血斑があり、ふくらはぎ～足の先にかけて腫れがありました。

話を聞いていると、受傷3日目にクリニックを受診されていたようです。
｢レントゲンは異常ない｣と言われ、電気をあててもらった…とのこと(￣□￣;)!!
ここはあえてこれ以上触れないでおきますね。

ふくらはぎを押さえると痛む箇所はあるものの、押さえての痛みはそれほど強くはなく、足首を動かしても特に痛みはありません。
肉離れも疑い、エコー検査を行いましたが、明らかな異常はみられませんでした。

下肢静脈瘤が顕著にみられる方だったので、諸々の所見をふまえて静脈系の皮下出血である可能性が高いと判断しました。
静脈瘤の方は皮下出血しやすい傾向がありますからね。

ここで登場するのがキネシオテーピングです。
様々な効果がありますが、痛み･腫れ･皮下出血には抜群の効果を発揮します。
キネシオテーピング貼付後、杖歩行指導をしてお帰りになりました。

写真は初検時とテーピング貼付後のものです。
また次回、キネシオテーピングでどれくらいの効果をがあったのか写真をふまえて経過をご紹介したいと思います！